2017年のまとめ

老人なので一年のまとめ記事を書きます。

技術

簡潔データ構造界の神である Navarro 氏の教科書 Compact Data Structures を途中まで読み、C++ による実装を行いました。なぜ途中までかというと途中から婚活をはじめてしまい自宅での開発時間が失われたからです。性はわるい。

婚活が大失敗し、また開発を再開しようと思ったのですが C++ に飽きたので違う言語を使おうと思い Rust をやりはじめました。メモリ管理まわりで新しい考え方が導入されていて面白いなと思いました。

労働

年始くらいに画像処理の仕事があって、そこで画像処理を学びました。また画像といえば深層学習、ということでいよいよ深層学習にも手をつけ始めました。深層学習といえばツールということでツールもあれこれ学びました。ツールは主に jupyter, scikit-learn, tensorflow, keras あたりで、まあ普通の機械学習セットという感じ。

なんにせよ、自然言語処理・画像処理とできて、機械学習SVMベイズ、深層学習とカバーしているのでそこそこ有用な人材になったといえるのではないでしょうか。週休7日制の職場の情報をお待ちしています。

画像処理案件がきっかけ(らしいが詳しいことはわかっていない)となって、会社でにわかにエーアイブームが発生し研究開発系の仕事をすることになりました。長期的な目標で仕事ができるので、論文を読むなども労働として認められていてまさに理想労という感じです。これで勤怠管理がなければ最高なのですが・・・。

婚活

去年婚活に大失敗し精神が失われていたのですが、なんとか回復してきたので婚活を再開しました。具体的には pairs をやりました。

しかし、今年も大失敗でした。昨年の教訓から、とにかく数を打っていくしかないということがわかっていたので休眠期間も着実にログインボーナスを貯めて婚活開始時点でいいねポイントが600程度ありました。

それでひたすら「いいね」をつけていって、なんとか実際に会うことができたのが4人でした。最初の1人は2回会うことができたのですが 2回目の直後に連絡の失われ(LINE を送っても返答が来ない状態)になりました。2人目はとても感じが悪く話していても厳しい気持ちだったのですが LINE 交換にも失敗し終了しました。3人目はとても親切な方で会ったあとで丁寧なお断りのメッセージをいただきました(よい失われ)。4人目は可も不可もないという感じだったのですが、会ったあとで私の CP(コミュニケーションポイント)が再起不能になってしまいこちらから連絡を失うこととなりました。

結果的には4人目の時点で CP が充分に残っていればあるいは得性(お付き合いの状態になること)も可能であったのかもしれません。しかし婚活では男性側からアクションをし、女性側はひたすら受け身でなければならないという悪しき風習があるために、私のようなコミュニケーション弱者ではそれもかなわないことです。

2018年は得性したい。

ゲーム

本年一番遊んだのは実はファイアーエムブレムヒーローズ(FEH)(ソシャゲ)であるような気がします。私はファイアーエムブレムの一番の魅力は巧妙に配置された敵部隊の攻略法を考える部分だと思っています。FEH はその部分がうまく切り出されて気軽に楽しめるのがよいですね。反面シナリオ部分が弱かったのですが、第二部がはじまってテコ入れされはじまっているのでこちらも期待大です。

コンシューマゲームではダンジョントラベラーズ 2-2 (DT2-2)(性ゲーム)でしょうか。強力な敵をパーティ編成を工夫して倒していく楽しさがあります。またどこでもセーブできるのがよい(重要)。

他には今までなんとなくやっていなかった FF10 をやりました。これで非オンラインのナンバリングは 12, 15 以外はクリアしたことになります。FF10 は敵のデータが見えている、理詰めで攻略できるなどよさがあるゲームでしたが、一方で無駄に複雑な仕掛けや飛ばせない会話デモなどよくない点もあるように感じました。

アニメ

今年はアニメの Blu-ray によい動きがありました。

ひなろじは本質的な百合アニメで最高でしたが、その Blu-ray が上下巻構成でそれぞれ ¥7,000 というすばらしい価格設定でした。それでいてオーディコメンタリなど特典も充実しているのがよい。あと ED 曲の「ベィビィバード!~ガクエンロジック~」が最高ですよね。我々はみな成長中の雛鳥なのです。

ED 曲といえば異世界はスマートフォンとともに。の ED 曲「純情エモーショナル」は今年最高のアニソンではなかったでしょうか。どうですか。

ツインエンジェル BREAK もまたすばらしい百合アニメでした。こちらの Blu-ray は BOX 売りで ¥20,000 程度ですが、この BOX にはなんとツインエンジェルの前作アニメ全12話も収録されているのでかなりお買い得と言えるでしょう。

個人的にはアイドル事変(通称ア変)がすごくよかったのですが、 Blu-ray の売れ行きはイマイチだったようです。前半のキャラ紹介的なドタバタと後半の主人公二人のシリアスな物語の差がすごくいいんですよね。なお Blu-ray には主人公役の声優さんのバンジージャンプ映像が入っていたりします(ちなみにかつて存在したアイドルアニメ LEMON ANGEL PROJECT の DVD では声優さんがスカイダイビングしていました)。

あとは記事を書いている時点では放送終了していませんが、アニメガタリズブレンド・Sの動向も見守りたい。

ラノベ

私はかねてより有益ラノベがあまり売れないことを嘆いていたのですが、今年はにわかに有益ラノベが見直されてきている気配を感じました。有益ラノベはいろいろありますが、ここでは特に注目すべきレーベルであるファンタジア文庫と GA ノベルについて語ります。

ファンタジア文庫では「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」と「アサシンズプライド」の2作品が要注目です。どちらも強い主人公男性が、ヒロインを育てていくという、いわゆる教師ものです。しかしこの2作が注目すべきなのはヒロイン視点での描写が非常に多いことです。主人公とヒロインのダブル主人公と言ってもよいでしょう。無双する主人公と成長する主人公のどちらも楽しめるのがこの2作品の魅力です。またこの2作品は日本の RPG に影響を受けたと思われる設定が多数取り入れられているので、ゲーム好きにもオススメしたいところ。

とくに「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」はアニメ化もしましたし、ヒロインのシスティーナさんは近年稀に見る学術系ヒロインで敵の攻撃を「あの攻撃は論文で見たあの手法だ!」って感じで見切ったりするので最高ですし、要注目です。

GA ノベルは通常のラノベの倍の価格なのですが、そのぶんラインナップが強力です。最近では「魔女の旅々」「剣士を目指して入学したのに魔法適性9999なんですけど!?」「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました」と3つも百合ラノベのシリーズを抱えており、すばらしいの一言です。個人的には「魔女の旅々」を推したい。

以上です。