ファイナルファンタジーのピクセルリマスター版を1から4までクリアしました。
感想を書いておきます。
まとめ
クリアタイムは私が普通に宝箱をほぼ全部開ける感じ(多少取り逃しあり)でクリアした時間です。レアアイテム集めや図鑑埋めなどはしてません。
UIが4作品ともほぼ共通なので、1作品遊んで慣れると他も遊びやすく感じられます。私はスマホ版で遊びましたが、目的地をタップするとその地点まで自動で移動してくれるタップ移動モードが便利でした。
タイトル | クリアタイム | 難易度 | 遊びやすさ | シナリオ | バトル |
---|---|---|---|---|---|
FF1 | 8:36 | 低い | 遊びやすい | 普通 | 普通 |
FF2 | 20:34 | 高い | 遊びにくい | 好き | 楽しい |
FF3 | 18:01 | 高い | 遊びにくい | 好き | 楽しい |
FF4 | 19:37 | 低い | 遊びやすい | 普通 | 普通 |
FF1
FF1はWSC版(最初のリメイク)でほぼ完成されていた印象があり、PR版もそれに倣って遊びやすく作られていました。
FC版不遇のシーフと黒魔術士も普通に強いです。
エーテルが格安で買えるので魔法を気軽に使っていけるのも高ポイント。お金も多めに手に入るので富豪的にアイテムを買っていけます。
長いダンジョンもなければエンカウント率も低めなので、さくさくクリアできます。
ゲーム進行的には最初の四天王を倒したあとは好きな順番で残りを倒しに行ける自由度があります。一方、戦闘は単調になりがち。
シンプルなのでFF入門用としてもよさそう。
FF2
非常に自由度の高いゲームです。育てる武器、魔法も自由ですし、序盤から様々な街に行けます。
魔法も自分で覚える(魔法のレベルを上げる必要があるが、何度も使える)か、アイテムとして使う(即席で高いレベルの魔法が使えるが使い捨て)の選択があるのも面白い。
パラメーターの成長の条件を最初に教えてもらえる、装備の回避率が表示される、などわかりやすくなっているのもポイント。
一方で魔法干渉(装備ごとに設定された値で、これが大きいと魔法の威力が下がる)はあいかわらず表示されないのが大きなマイナス。重要な概念はきちんと見えるようにしてほしいですね。
PR版は素早さの成長が非常に高いので、先制して敵を倒すゲームになっていました。一方、回避回数はあまり上がらないのでFC版のように敵の攻撃を回避する戦い方はやりにくくなっています。
全体的に難易度はFC版より低下しています。敵は基本的には弱いですし、お金もたくさん手に入ります。またFF2から隠し通路が登場しますが、隠し通路もタップ移動が可能なのはポイント高い(3,4はこれができない)。
しかし前述の回避回数が上がらない問題があるため、敵の先制攻撃を受けるとほぼ全滅になる問題もあります。こまめな中断セーブが必須。
エンカウント率が非常に高いのも問題で、ダンジョンの長さもあって非常に時間がかかります。プレイ時間が4作品中トップだったのはこれが理由。
まとめると魔法干渉の説明不足、先制攻撃を受けると死、エンカウント率の高さの3つに問題が集約されます。それ以外は非常に遊びやすいと感じました。
FC版から敷居の高いゲームでしたが、遊べば遊ぶほど「次はこうしてみよう」と考えが浮かんでくるタイプのゲームなので末永く遊べるかと思います。
FC版は不親切さが勝っていて何度もやるにはつらいゲームでしたが、PR版は何度も遊びたいと思えるほどには遊びやすくなっていたと思います。
FF3
最初に決めたジョブで戦うFF1とは逆に、状況に応じて全員同じジョブにするといったような極端な編成が有効なゲームです。
それぞれのジョブの見せ場ともいうべきダンジョンがあるので、ダンジョンの性質を見極めてジョブ選択するのが面白い。
FC版は物語の進行に合わせてジョブを乗り換えていくイメージ(FC版未プレイなのでイメージです。すみません)、DS版は好きなジョブ編成でクリアする(こちらはプレイ済み)という感じでした。
PR版はこの間を取りつつ、若干FC版寄りかなという印象でした。忍者賢者もDS版よりは強いです。
世界観やジョブシステムなど楽しい部分は多いですが、難易度的には後半急激に難しくなってきます。
敵の攻撃力の高さ、回復施設・アイテムの少なさ、ダンジョンの長さ、あたりが後半で一気にくるのであまり初心者向けのゲームではないかもしれない。
一応PR版共通でどこでもセーブできるのが救いですが、それでも回復手段の少なさはわりと致命的で、セーブしたはいいが身動きできないという状況に陥る可能性もなくはないな、と思いました。FF1、FF2と回復手段が潤沢にあったのとは対照的です。
あとFF2のところでも書きましたが、隠し通路がタップ移動できないのが地味に面倒でした。
移動については、FF3は飛空艇でも山を越えられないというのと、PR版共通で飛空艇はタップ移動できないというのがあって、飛空艇操作がわりとしにくい問題もありました。ついでにFF3の飛空艇は一部の地域で敵とエンカウントしますし…。
余談ですが、4作品で唯一プレイ中に(多分メモリ不足で)何度かアプリが落ちました。ジョブのデータが大きかったのでしょうか……。ワールドマップが複数あるのはFF4もそうですが、あっちは落ちませんでしたし。
FF4
FF4からオリジナル版のハードがSFCになったということもあり、オリジナル版との差異はそこまで感じませんでした。
DS版がかなりいじってきていたので、DS版よりSFC版のほうがよかったという人はPR版が合いそう。
問題点は隠し通路がタップ移動できないというくらいで、非常に遊びやすい。
難易度も結構下がっていますし、FF1と同様初心者向けです。
プレイ時間はFF1の倍ありますが、そのぶんシナリオは充実しているのでお好みで。
バトルまわりはそんなに自由度がないので、わりと単調かもしれません。
余談ですが、本作は迷言が多いのも特徴です。
おれは、しょうきにもどった!