「これだな」というお気持ちを書き残す

月曜日です。


睡眠不足気味の初労ですが、比較的穏やかに起床成功しました。

なぜなら明日は祝日。1労だからです(1労というのは労の1日目という意味ではなく、連続した労の日数が1日であるという意味)(前者の意味では専ら初労という表現が使われる)(どうでもいい)。

初労にして終労。

さながら私ははじまりと終わりを司る神性を帯びた存在のよう(?)。

アルファでありオメガであるのです(??)。


そういうわけでスタイリッシュ出勤をキメました。

労は無限に開発労。わずかにペアプ労もやりました。

時間あたりの成果が大きく、これはプロフェッショナルのわざであるなという気持ちでした。

そういうわけで堂々と定時で退勤しました。

無論成果が出ていなくても堂々と退勤していたであろうことは、読者諸氏の推察される通りです。


帰りの電車では首尾よく席を確保すると、おもむろに一冊の書を取り出しました。

もしこのとき彼ーー私のことだーーの手元を注意深く見ているものがいたなら、そこには「声優ラジオのウラオモテ #01 夕陽とやすみは隠しきれない?」という文字列が書かれていることに気づいただろう(何だこの語り・・・)。

はい。そういうわけで事前情報を見たときから極めて有益な気配を感じていたラノベ「声優ラジオのウラオモテ」を読み始めました。

数ページ読んだ段階で「これだな」という気持ちになりました。

あまりにもよかったので帰宅後も無限に読み続け、気がつくと読み終わっていました。

不意にこういう作品と出会ってしまうからラノベ読みはやめられない。まあラノベに限った話ではないですが。

作品についてですが、タイトル通り声優業界ものです。著者は業界の人ではない(とインタビューで自称されていた)(実際のところはわからない)らしいのですが、昨今は業界の情報も比較的オープンに語られていてその手の情報が得やすいせいか、わりとしっかりと業界ものをしているという感じでした。むしろ業界ものに寄りすぎず、かといって全くの虚構でもない、いい塩梅のファンタジーになっている気もします。自身の知識をしっかり咀嚼して丁寧に作品に仕上げているように思われました(えらそうな感想)。

声優要素に限らず、全体的に作品としても丁寧な印象が強かった。伏線の張り方とそれを回収するバランスよく、適度に緊張を保ちつつもストレスなく最後まで読めました。

内容的には1つの物語が終わったとも言えますし、むしろここからが面白くなるところだぞというような終わりでもありました。この作品に限ったことではないですけど、私はエンディング後の世界的な雰囲気が好きなんですよね。

何が言いたいかというと2巻読みたすぎるな!ということです。電撃文庫的にもこの作品を推しているらしいし、サブタイトルに#01とあるので続刊には期待できる気もするのですが。とはいえ、出版側の人間からの評判がよくてもラノベのメイン読者層のウケがわるいとあっさり撃沈することもあるのがラノベ業界。期待と不安が入り混じった気持ちで続刊を待ちます。


そういうわけで、心赴くままにラノベを読み耽ってしまいました。

先日の「ー異能ー」もそうですが最近はラノベ熱が高まっています。単に自身に適合する作品との出会いが連続しただけかもしれませんが。

私自身の人生には一切のよさはないが、それでも自身が最高に楽しいと感じる作品を見つける能力には恵まれている。

この能力を生かして現世の傍観者としての余生を送りたいものです。そして気がついたら苦しむ間もなく人生が終わっていてほしい。


それにしても。

こういうとりとめのない長文を書くのにはツイッターよりも日記のほうが適していますね。日記をやっていてよかった。

以上です。