2020年の労働

労働に関する一年の総括です。

在宅勤務になった

新コロ的なあれのために、在宅勤務になりました。

新コロ以前の世界では「在宅勤務をするとさぼる人が出る」「在宅勤務をすると社員のコミュニケーションが失われる」といった謎の理由から在宅勤務は批判され続けていました。

しかし、実際に在宅勤務が実施された結果、進捗は出るし適切なコミュニケーションも行われていました。

在宅勤務が労働に与える悪影響はゼロ。にも関わらず在宅勤務は批判されていた。悲しいことです。

今後も無限に在宅勤務をやっていきたい。

Rustの勉強会をはじめた

会社のチームで有志を募ってRustの勉強会をはじめました。

The Rust Programming Language という公式のドキュメントを読んで、必要に応じてコードを書いていくスタイルです。

最初は持ち回りで発表していくスタイルを考えていましたが、結局私が毎回好きなように喋るスタイルになりました。

Rust初心者ばかりだったので、参加者の負荷が高くなって継続モチベーションが下がることを懸念した結果です。

会の目的は、労働時間を使って私がRustに触れる時間を増やしたいというものだったので、これはこれでいいかなという感じ。

チームのRust力の底上げが目的であればこの方式はよくないですが、今回はそういうものではないということです。

結果として、その場でコードを書く力が高まったし自分としてはOKだったなという感じ。来年もやっていきたい。

そういえば、休日にルーチンで読んでいる「実践Rustプログラミング入門」は結構よい本でした。基本を学ぶには公式ドキュメントとかのほうがいいですが、手っ取り早く最近の書き方を知るのに実践本はとてもよかった。

アプリ開発者になった

去年からチームのiOS開発に参加していましたが、今年はかなりの時間これをやっていました。

Bluetoothで物理デバイスを操作するやつと、RxSwiftを使った状態管理がはちゃめちゃに難しかった。というかこの2つが組み合わさってiOSなんにもわからんになっていました。

無限に時間を投資して一定のわかりが得られたのでよかった。たぶん今年はチームで一番iOSいじってたと思います。

さらにチームメンバー(iOS未経験者)にiOS開発のやり方を伝授したので、今年でチーム内iOS人口がめちゃくちゃ増えました。

iOSアプリの理解が深まったので、ソシャゲが謎挙動したときの理由が推測できるようになったのもよかった(?)。

余談ですが、ソシャゲではFEHとプリコネの完成度がすごいなと思いました。


完全に深層学習からは足を洗いました。いまだに深層学習人材としてのスカウトメールが来たりしますが・・・。

他にはチームの管理ツールをJavaScript(Vue)で作ったり、Pythonでサーバーサイドの開発をしたり、TerraformでAWSをあれこれしたり。

要するに深層学習以外をいろいろやっていました。

ちなみにサーバーがPythonなのは深層学習との親和性がどうこう、というやつです。

チームでやっていることについて

今年はチームで作っていたものが世の中に出ました。

これはとてもすばらしいことです。

労働という人知を越えたつらい行為をしているのだから、その結果生まれたもので世の中がよくなってほしい。

機械学習をやっていた時代は「作ったけどお蔵入りになりました」というようなことしかなかったので、あまりにもつらかった。あと完全に個人作業だったので虚無感がすごかった。

今のチームは情報共有が多い文化。他の人がやっている仕事の情報がどんどん入ってくるので、それを観測できるのは大変有益です。

前述の通り、今年はものが世に出たということもあって得られる情報量も多かった。ありがたいことです。

自分で何かするより、安全な位置で世の中の動きを観測しているほうが楽しい。

来年について

特に何も考えていません。


今年は「在宅勤務になった」「作ったものが世に出た」の2つがあったので、これ以上労働に期待できるものもないでしょう、という気持ち。

人生において、まだ達成されていないのが「お付き合いする相手がみつかる」というやつですが、これにはもう一切の期待ができない。

達成された2つについても、何かがんばったから得られたというものでもないんだよな。完全に運。

人生でよかったことが、すべて運によって与えられたものなので、努力というのがいかに虚無であるかがわかりますね。人生は運が10割。


一応補足しておくと、個人で閉じているものについては努力によって改善ができる。ピアノとか。

でも個人で閉じているものが改善されても人生何にも楽しくないんだよな。ピアノうまくなってもただの自己満足じゃん?

いいか、おれは最高の結婚相手と出会って人生のすべてが魔法のように好転したいんだ。

以上です。