クリアしました。
ユミルートになったのは、特に事前情報なしではじめて自然にそうなったからです。
ぐぐって調べたのは武器防具悪魔の情報くらいです。
このゲームはとにかく不親切な要素が目立ちました。
まず、各種設備がかけ離れた地点にあるというところ。
このゲームは学校を拠点として、7つの大罪になぞらえたダンジョン(傲慢界など)を攻略していきます。
拠点となる学校にはセーブポイントと悪魔合体の施設しかありません。
一応、保健室があってそこで主人公とパートナーの回復はできるのですが、仲魔は一切回復してくれません。
そして回復施設や各種ショップはダンジョンのど真ん中にあります。
これがとにかく不便。
回復については最初のダンジョンの入り口近くにあるのでまだいいのですが、銃弾などの消耗品を補充するためにダンジョンに潜らないといけないのはあまりにも苦行。
回復施設と消耗品を買える店が学校にあれば、どれだけ快適だったことか。
次にゲーム内で確認できる情報の少なさ。
これは当時のゲームはほとんどそうだったので仕方ないのですが、武器の追加効果や防具の耐性が基本的には見られません。
基本的には、というのは何かというと、1箇所だけそれらの情報を教えてくれる店があるからです。ダンジョンのど真ん中に!
なんで武具の性能という基本的な情報を知るためにダンジョンに潜らないといけないのか。
あまりにもつらいので、ここは素直にぐぐってしまいました。
また仲魔によっては複数回攻撃できる場合があるのですが、その情報もゲーム内で見られません。なのでステータス上微妙と思ったけど実際に使ってみたら強かったということがよくありました。
ダンジョンのど真ん中にある街の悪魔合体施設で作った仲魔が弱かった場合、非常につらい気がします(Nintendo Switch Onlineなら事前セーブできるので問題ないのですが)。
このへんも、不毛なのでぐぐってしまいました。
そして何よりやばいのが嫌なダンジョンしかない点。
やたらと広いダンジョンのど真ん中にある街。そして、そこからかけ離れた地点にあるダンジョン内セーブポイント(まわりに回復施設がないので、うっかりセーブすると詰む危険あり)。
ひたすら歩き続けないとイベントが進まない、謎の周回要素があるダンジョン。
突然パートナーが仲間から離脱し、そのままクリアしないといけないダンジョン。
あとシナリオはわりとあっさり目なので、ゲームの記憶の大半が「ダンジョンつらい」でした。
詳細は伏せますが、エンディングにも謎の苦行要素があって「こんなところまで苦行あるのかよ!」と思ってしまいました。
と、不親切な点を挙げましたが、裏を返せばこれらの点がクリアされれば面白いゲームと言えなくもないです。
セーブ問題はNintendo Switch Onlineで遊ぶ、情報不足問題は素直にぐぐる、ダンジョンつらい問題はそもそもつらいダンジョンを楽しむゲームであると考える、あたりでしょうか。
3つ目のやつは何の解決にもなってないな……。
最後によい点。
BGMがめっちゃよかった。
このBGMのよさで周回要素のつらさが低減されていたと言えなくもないです。
あと本作に限った話ではないですが、女神転生特有の攻略の自由度の高さもよいポイントです。装備や仲魔によって戦い方は全然変わってくるので。
本作だとガーディアンまわりでも自由度がありますしね(全然ガーディアンつけない、もあり)。
BGMはいいし、攻略の自由度はあるし、なのでハクスラゲーと捉えておくとストレスが少ないかもしれません。
つらい記憶しかないゲームでしたが、なぜか「そのうち2周目やるか」という謎の前向きさが発生しています。
そういう気持ちにさせられるということは、優れたゲームなのかもしれません。
まだ私はこのゲームを1ミリもわかっていないんだ、という気持ちがあるからかもしれません。すべてを理解した上でつまらなかったらもう遊ばないと思うので……。
以上です。